山岳

BlackDiamond製 LEDランタン「アポロ」

私にしては珍しく、登山用品について。

テント泊用にかつてはEPIのガスランタンを使ってたんですが、ホヤが結構高いのと、中にススでも溜まったらしく光量が劇落ちしてしまったので、LEDランタンを買って使ってました。

単三電池四本でエネループ使用ならかなり安心感がありました。最大の欠点が暗いこと。

地図を見たくてもヘッドライトを出さないと駄目です^^;

ヘッドライトの方は撮影時にも使うので、石井スポーツで一番明るい奴を買ってきたんで重宝してるんですがね。

で、ふと、ランタンも明るいものを探せば有るんじゃないか?と思って探したらブラックダイヤモンドのアポロがよさげ。でも殆ど定価売りのなか、送料込みでも5000円を割り込むところを見つけて注文。昨晩届きました。

サイズは今までのものより一回り大きいかな。光量はさすがにあって、近くに置けば本も十分に読める明るさ。これ、夜に部屋の電気を消してすぐに確認しての話なので、目が慣れれば申し分ないかもしれません。

問題は・・・電池ボックスがダメ。エネループってちょっとサイズが大きいんですよ。無理に入れたら外れなくなりましたwドライバーで無理やり引き出しましたがね。

ただ、これ、専用の充電池が別売であるんですよ。こっちを使えばそういう問題は出ないんで、追加購入をしなけりゃ・・・って感じです。心配なのが厳冬期の赤岳鉱泉とかでちゃんと持つのかな?って事ですが・・・。

その辺はエネループって本当に信頼性が高いんですよねぇ。

<<追記です>>

ふと、単四→単三変換アダプターを思い出し試してみたらばっちり!!

電池の出し入れはスムーズに^^

しかも単四エネループ使用だから低温にも強いし。

電池の持ちはちと悪くなりますが、予備を持っていけば良いですからね。

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年末年始、燕山荘でお世話になった方々へ

悪天候時等で小屋でお付き合いいただいた方々、撮影中にお付き合いいただいた方々、もちろんスタッフの方々、ああ、それから今回はプロの山岳写真家の方々、お世話になりました。

皆さん、良い作品等は納められたでしょうか?

あまり条件に恵まれない年末年始でした。

私を含めたプロ連中が玄関前でモゾモゾしているのを尻目に、吹雪いている中へ撮影に向かうアマチュアの方々。ある意味対照的な光景だなと感じながら見ていました。

スタンス的にアマチュアの方々の方が正しい。

でも、撮れるかどうかの判断はたぶんプロの方が正しい。

撮れそうにないのに撮影に行くスタンスがなぜ正しいのか?山岳写真って結局は現場主義で、一瞬の良い条件の時に、カメラを構えてなきゃダメなんですね。99%だめって事は100回に1回は作品になるってことですから。

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困った・・・。雪がない。

燕山荘の小屋閉めに合わせて上山予定なのですが、未だに積雪ナシ。

例年なら、寝雪になりつつある時期なのですが。

ペンタックスk-5で取材した時の掲載紙を持って行かないとならないですし、予定通り行こうと思っていますが、はたして撮影になるのか???

今年はあまり気象条件に恵まれなかったように思いますね。

夏なんか、行くたんびにガスだったし。

山で何か新しい表現でも考えないとダメですねぇ・・・。

せめて、雨にならんで欲しいです。

入山予定11/19~23

下山後、山梨辺りの取材ができたら寄ってくる予定でいます。

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小川テント倒産

http://www.tdb.co.jp/tosan/syosai/3518.html

友人の書き込みで知ったのですが、信じたくないですねぇ。

と、言うか、倒産されると、私自身の山行スタイルを変えざるを得ない。

同じテントを5代位使ってきていて、他に選択肢は考えられなかったので。

どこか製造販売だけでも続けてくれないのかなぁ。

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ペンタックスK-5、アストロトレーサー。タイアップ広告/デジタルカメラマガジン11月号

明日発売の「デジタルカメラマガジン11月号」P92~95にペンタックスK-5のタイアップ広告を掲載しました。

撮影はすべてペンタックスK-5。一部、アストロトレーサーも使用。

撮影地は燕岳と大天井岳です。

このタイアップ広告、私を含めて6人でリレー形式で毎月掲載されます。私はその1回目。

ダイナミックな山岳風景と、山岳星景を載せています。

編集部、メーカーサイド共に作品の方は好評で一安心してます。残るは読者からの反応がどうか?ですね。

取材日数は台風の影響もあって2週間。撮影できたのは実質4~5日でしたが。ただ、台風の前後に稜線上に居ましたので、良い条件で撮れてます。そういう意味では場外ホームランがバンバン飛んで行った撮影でした。

当然・・・タイアップ広告に載せている作品もしかり・・・です。

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銀塩神話に画素数神話

このブログへのログを見てるとどうも

「銀塩の方がデジタルより一方的に優れてるはずだ!!」

と思ってる人や、

「画素数は高ければ高いほど良い。一億画素なんて絶対に必要!!」

とか思っている人が来ているように見えて仕方がない^^;

まぁ、何を信じようが個々人の自由だし、人に迷惑をかけなければ構わないと思ってます。

ただ、山岳や風景、恐らく一部の天文の人たちは、いまだに銀塩至上主義なんだなと。

銀塩に拘ってる人の良い分を整理すると大抵は「銀塩の方が楽だった」と言うのが根底にある人が多いように思います。そして、「デジタルを理解する能力がない」と言うのが欠点。

考えてみれば、銀塩時代はシャッターを切った後は、現像所へだすだけで現像所がそれなりに仕上げてくれてたわけです。

ポジの増減感なんて、プロラボじゃ当たり前のサービスで無料でやってるところも有りましたから。そう言うノウハウをすべてPCで処理することが出来ず、時代からドロップアウトした人たちが銀塩至上主義を掲げているように思えてしまうんです^^;

年齢が70代・80代でPCなんていじった事がない人なら、判るんです。

でも、20代・30代にも居るんですよね。銀塩至上主義者が。こう言う人たちが理解に苦しむんです。

まぁ、作品を撮る人で理系の人って、有る意味少ないから、こう言う事が起きるんでしょうね。

例えば、美大卒の人が、理系よりPCに強いってイメージはあまりないですし。

かといって、理系の人間で作品が撮れる人って、少ないように思うんですよね^^;

結局、デジタルで作品を作るには、両方の感覚が必要なのかもしれませんね。

その一方、デジタルから写真を始めた人にとって、画素数競争と共に成長してきた影響か、必要かどうかではなく、画素数が上がることが正しい進化だと信じ込んでいるように思えるんです。特に日本人は数字好きですから。

35mmフルサイズで考えると、レンズの解像度は頑張っても5000万画素位が限界。これはスーパーレンズでの話。レンズ1本の値段が50万でも100万でもバンバン売れるのなら・・・ね。現実的な線だとその半分か1/4位なんじゃないだろうか。

ただ、いっそ、一億画素有ると、システム的にLPFが要らなくなるんじゃないかと思うんですよ。だって、そこまでレンズの解像度がないんだから。

LPFはソフト的に実現できるようになり、画素数はレンズ解像度の倍くらいで落ち着くんじゃないか?

などと考えてみたりはするのですが、どうなるんでしょうね^^

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新しい表現方法も考えていかないと・・・。

最近、とある仕事をしまして、今までは自分と無縁の機材・表現だったので、スルーしてきてた表現でした。

自分が向いている表現の方向と違うと言う事と、機材が専門的になりすぎるのに加え価格・重量の問題が有った・・・と言う感じですかね。

これが仕事として舞い込んできまして、機材の問題が重量を含めてクリアされてしまいました^^;もちろん、機材はとっくに返却済みなのですが、機材として問題ないことが自分自身で実証してしまったわけで・・・。

「この手の機材を使えばこういう表現が出来るはず」と言う読みは持っていたので、その辺を確認したいと言う事もあってこの仕事を受けたわけですが、それがそのまま「うまくいく」と判ってしまったわけです。

ただ、これって、私にとっては新しい表現ではあるんですが、世の中一般ではその機材を持っている者にとっては、なんら新しくないわけで。ただ、一般人は持たない機材ですから、一般向けには良いのかな。

問題なのは・・・ボディもレンズも新調し、もう1セット山に持ち上げないとダメ。あ、三脚ももう1本欲しいですね。

最近、機材の進化のおかげで実現可能になった表現が出てきて、うれしいのか?悩みが増えたのか?どっちなんでしょうね^^;

機材の進化もやっと私が考えている以外の進化が出てきて、私が考えていなかった表現が可能になってきました。ここいらで自分の立ち位置を再確認して、新しい表現について考えて行かねばならない時期に来たようです。

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「岳」を観てきました

出来は思ってた以上に良いと思う。原作のキャラのイメージと、配役のギャップは多かれ少なかれ生じるので、無視しての話ですが。
「剣岳」と比べるとカメラワークや構図など、雲泥の差で「岳」が良い。素人とプロの差が有ると思いますね。特に「岳」の空撮は憎たらしいほど構図がばっちりで、動画としてみても静止画(写真)としてみても申し分ないと思います。はっきりいって、「剣岳」は最悪だった・・・。
撮影条件は「剣岳」も「岳」もいい時にとってますね。「岳」は雪山と雲海がよく出てくるんですが、ずいぶんと粘って条件を選んでるなと感じました。
多少、難点を言えば、スタジオで撮られた岩場等が安っぽろいとか、クレパスに落ちても主役クラスは死なないとかwまぁ、精々、それくらい。
ストーリー的には原作に忠実なので(私が覚えている範囲では)不満点はないです。もちろん、幾つかの短編を上手くつなげて1本の映画にしている点も違和感無いです。
DVD出たら、買っても良いなと久しぶりに思う映画でした。
まだ観てない方はぜひ^^

http://www.gaku-movie.jp/index.html

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好評!金平糖山岳星景写真

現在開催中の写真展で展示している山岳星景ですが、金平糖処理wをしたものが好評です^^

ネーミングは山岳写真界の重鎮、三宅修さん。

夜空に金平糖をばら撒いた山岳星景、なかなか好評です^^

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震災を振り返って

震災は以前、問題山積みで、振り返っているときじゃないのですが、ちょっと足を止めて、自分の周りを見てみたいと思います。

私が山岳写真を撮り始めたころ、まだ、20代の終わり位だったと思うのですが、当時所属していたクラブの先輩に「20代位の人生経験じゃ、山岳写真の真髄を表現するのはまだまだだよ。」と言うような事を言われたことを今でも覚えています。

当時は「そんなことあるものか」と思っていたのですが、親しい人を亡くしたり、今回のような震災があったりすると、心の中の何かが変わるんです。自分でどこがそうとはよく判らないのですが。

前にグループ展に出した私の写真を、あるご婦人がずっと見てて、声をかけたら「この写真を見てると涙が出てくる」といわれたことが有ります。もちろん、人を傷つけるような写真ではないので、そこに表現されているものに触発されて・・・と言うことなのですが。

正直な話をすれば、何かそういう思いがあって撮ったわけではなく、比較的普段通りに撮った作品でしたから、大昔に言われた人生経験が生きて、そういう結果を招いたんじゃないかと思っています。

そう考えると、今度の震災も、いつか心の中で熟成され、作品を通して人に何か伝えられるようになるんじゃないかと。結局はそれが私にできる事なのかな?と今はちょっと思っています。

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