レンズ

お気に入りレンズ達 85/F1.4

まぁ・・・私の知る限り、私の持っている中では、ずば抜けた「キチガイレンズ」。

シャープだけどちょっとやわらかく、独特の描写をする。

デジタル時代のカリカリのレンズとは性格が異なるので、今後、こう言うレンズは二度と出てこないと思う。

だいたい、このレンズ、ポートレイトレンズなので、そう言う作品向きに作りこまれてるんでしょうけど、それをデジタルで使うと絶妙の描写をするわけです。

問題は、1m~2m位の被写体に対して、開放で撮らないと意味がないということ。

山岳だと・・・高山植物には遠すぎるし、山を撮るにはあまりにも近すぎる。

で、実は出番が無いレンズなんです。

あえてこのレンズの欠点を言えば、AFが弱いこと。

逆光とか、暗い所とか、コントラストが低いときとか、全くAFが使い物にならないことが有ります。

この辺を含めて、AF-S(ようは超音波モーター内臓)にしてくれると凄くうれしい。

でも、一般的なデジタル向きの描写じゃないので、デジタル向きのカリカリの描写に一緒に変えてくるでしょうから、新型を期待するような、期待しないようなw

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常用レンズ達 魚眼15/F2.8

さて、最後になりましたが、第四弾は魚眼15mm/F2.8。純正じゃなくて、シグマです。

これ、純正も検討したんですが、バリバリに銀塩時代の設計なんですよ。

それが功をなす事もあるんですが、それはイレギュラーな事なので、期待するのはちょっと危険。

一方、シグマは一応デジタル時代に入ってから、一度、すべてのコーティングを最強版に治しているので、純正のコーティングよりかなり期待できるのと、あちこちのサイトを見て回っても、シャープネスがかなりよさそう。

と、いうことで常用4本のなかで、これだけがシグマです。

で、昔のシグマを知ってる人は、「すぐにゴーストが出る」という悪評判を知ってると思いますが、今のシグマはまさに最強版のコーティングになってるので、問題らしい問題はないです。

そうですね、14-24や24-70、70-200のナノクリスタルと一緒に使ってもゴーストに遜色はないです。

シャープネスに関しては星景写真に開放で使っても、14-24と同等の描写をします。

周辺光量とか落ちそうなもんですが、これも判らないです^^;

じゃあ、完璧か?と言うと、実はそうでも無くて、AFがちょっと遅くて、AFの精度がちょっと悪いかもしれません。「ピントを外しやすい」と言ったらいいのかもしれませんね。ただ、この焦点距離だと、レンズのせいというより、ボディ側のAF精度も限界を超えてるんじゃないかと思います。
選択したAFフレームの中で遠近が同居してしまうレンズなので。

これを回避するにはマニュアルでしっかりピントを合わせる。それも出来ればライブビューを使ってやるのが良いです。

ただ、実用上はAFでちゃんと様子を見ながら、ある程度絞ってやれば、その深い被写界深度ゆえ、いやでもピンが来ます。でも、適当にAFするとピンボケになるところがこのレンズの怖いところです^^;

私自身はやっていませんが、これを歪補正かけて、超々広角レンズとして使う場合、周辺の解像度は落ちるかもしれません・・・。

DX用の10.5mm魚眼はNX2での魚眼→超広角変換で、かなり周辺が流れて、解像度もソフトフォーカスレンズ並みに落ちていました。

シグマはNX2で一発補正は出来ませんから、フォトショップで手間をかけて合わせこんで、やっぱり同様の結果が出るんじゃないか?って懸念があって、実はやってみてないんです。

私は、魚眼は魚眼として使うほうが撮影時の迷いがないかなと思ってますので、この辺の性能が良くなかったとしても、あまりデメリットを感じません。

あ、でも、一度くらい検証してみようかな。

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常用レンズ達 70-200/F2.8

さて、第三弾は望遠ズームです。

正確に言うと常用していたのは旧タイプの70-200/F2.8 VRです。ただし、新タイプの70-200/F2.8 VR2にすでに置き換えています。

で、この2本、似て非なるものです。

ここだけの話なのと、今だからいえますが、旧タイプには随分と泣かされました。

いや、DXで使う分にはあまり不満は無いんですよ。判らないと言うか。

D3+70-200/F2.8は最悪でした。

とにかく、周辺光量が激しく落ちるので、空が汚くて見るに絶えなくなりがちでした。

ラッキーだったら使えるかも?と言うレベルだったので、D3での稼動力はD2xに比べて激減しました。

で、新型はどうかと言うと・・・よく「ファインダーを覗いただけで違いが判る」と嘘のような事を時々読みますが、まさに新型はその通りで、びっくりしたんですよ。

一言で言って、「クリア!!」凄くヌケが良いんですよ。シャープネスもパリッとしてて申し分ないです。

これが同じメーカーが作った同一価格帯の、同一スペックのレンズとはとても思えない出来です。

旧型が悪すぎたのと、新型が良すぎたので、ギャップが激しいんでしょうね。

ただ、実は殆ど稼動してません。

DX→FXで望遠が弱くなったのに、旧型で望遠を使わない癖が付いてしまったからです。

う~ん。こう言う悪い癖って、なかなか抜けないんですよね。

それと、これは完全な個体差なんですが、私の固体だけ、ピント異常が有って何時も再現するわけじゃなかったので、不信感から使用を控えていました。

で、GW中に再現パターンを掴んだので、NPSに修理依頼を出して、仕上がってきましたので、恐らく、今後は使用頻度が増えると思います。

なにせ、素性は素晴らしく良さそうなので、このレンズを持ってて使わないのは凄くもったいないですから。

そうそう、D3・・・と言うか、FXだと望遠に弱い分、テレコンを使いたくなるのですが、x2のテレコンの出来があまり良くなかったのですが、こちらも新型が出ています。

まだ、入手していないのですが、ざくっと調べた感じでは良さそうなので、その内に手に入れたいと思っています。

x1.7かx2かは悩む所なんですが、性能差があまり無いようなら、x2の方が使いではありますから。

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常用レンズ達 24-70/F2.8

さて、第二弾ですw

所謂“標準ズーム”です。

まさに昔の“標準レンズ”的な。

昔は「ズームなんてダメ!プロはズームなんて使わない!」と言われてましたが、今は全くそんなことはないです。

ただ、明るさの違いはいかんともしがたく、そう言う部分は単焦点には全くかないませんね。

だって、50mm/F1.4なんて24-70/F2.8より2段も明るくて、軽くて、コンパクトで、値段は1/10。

設計が古いので、絞りが円形絞りじゃないとか、不満もありますけど、やっぱりよく出来てますよ。

でも、出番は今は殆ど無く、24-70/F2.8が有ればそれで足りるわけです。

さっき書いた単焦点の利点が支配的な撮影で無い限り、今の時代は単焦点の出番って少ないんじゃないですかね。

そう言う目で見ると、24-70/F2.8ってのはそつが無い。

ちょっと広角側に強いけど、ちょっとだけで超広角レベルじゃない。だから、歪とか気にせずに使える。逆に言えば、歪ませて使いたくても、あまり歪んでくれない。

この焦点距離だと、当たり前だけど、どこで撮っても破綻が無いし、特にここだけ凄く良いってのも無い。

前回の14-24/F2.8が有る意味、単焦点レンズの性能を維持したままズームに成っちゃったんじゃないか?的なレンズなのに、24-70/F2.8は単焦点との差を感じるんですよね。

超広角のレベルって単焦点でもどうせ明るいレンズは無理しないと出来ないけど、標準位だと、単焦点なら無理せずに明るいレンズが作れちゃう。

そう言う差みたいな物をちょっと感じるレンズかなぁ。24-70/F2.8は。

写りは良いし、便利だし、安心して使えるけど、「ガッツリぼかして撮る」は諦めないといけないし、暗い状況で絞りを開けたくても、開けれない。

山岳なんてF8とかに絞っちゃうのであまり関係ないけど、世の中一般がF8で撮るわけじゃないので、単焦点を気にしながら使うレンズなのかな?と思います^^;

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常用レンズ達 14-24/F2.8

たまには機材の話でも。

常用している4本のレンズのうち、これが無いと始まらないのが14-24/F2.8。

本当は35mm位まで有ったほうが使い勝手は良いと思うんだけど、実現したら、恐らく性能が犠牲になっちゃうんでしょうね。

いろんな意味で使い勝手は実はあまりよくないです。

前球が異様にデカイので、カメラバックに入れても、キャップだけ取れちゃったり、レンズ交換もやりにくいし。重さもまぁまぁ有るんですよね。

でも・・・。14mm開放から使える描写が欠点の全てを忘れさせてくれちゃうんですよね。しかも、24mmまで特に破綻が無い。

どんなレンズも絞れば性能は向上するんですけど、星景なんかだと開放で撮れてナンボの世界ですから。しかも山岳だと被写界深度を稼ぐために、あえて絞り込んで使うことも多いので、その時にも破綻が有っちゃいけない。

結局、ズーム全域で、開放から最小絞りまで実用になるズーム。それも超広角ズーム。

まともに考えたら、実現するはずの無いレンズだと思うんですよ。

しかも、最短撮影距離も短いし。

かつて、17-35/F2.8が出たとき、「すげ~」と思いましたが、14-24/F2.8は「なんだ?これ???」ですね。

昔買ってよく使った、単焦点の15/F3.5(MF)なんか、比べる気にもならないですよ。

と、散々ほめてるんですが、ゴーストはちょっと良くないかなぁ。

ナノクリなんて技術はどちらかと言えば、望遠系の方が利点が多いはずで、超広角系はさほど期待できる技術じゃないと思うんですよ。

フードが効かないレンズだからこそ、ナノクリが必要って考え方もありますけどね。

どうしてこんなことを言うかと言えば、ゴーストのレベルはもうちょっとがんばって欲しかった^^;それが本音ですw

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